親知らずと歯ぐきの隙間による口臭が気になる方へ
口臭が気になる場合、その原因のひとつとして親知らずと歯ぐきの隙間(歯肉溝や歯周ポケット)が関係していることがあります。
当院では、親知らずの診査・抜歯、歯周病治療、定期的なメンテナンスを通じて、口臭の原因となるお口の環境改善に取り組んでいます。
ただし、口臭は親知らずや歯周病だけが原因ではなく、舌苔や虫歯、口腔乾燥、さらには全身の健康状態など、複数の要因が重なって生じる場合が多いため、総合的な診断とケアが大切です。
親知らずが口臭の原因になることがある理由
親知らずは奥歯のさらに奥に位置し、ブラッシングやフロスが届きにくく磨き残しが発生しやすい歯です。特に以下のような場合、口臭に関わるリスクが高くなります。
- 清掃が困難な位置にある: 奥まった位置にあるため、歯ブラシや歯間ブラシが届きにくく、食べかすやプラーク(歯垢)が残りやすくなります。
- 半埋伏や横向きに生えている: 一部が歯ぐきに埋まっていたり斜めに生えている場合、周囲の歯ぐきに炎症が起こりやすく、隙間に汚れや細菌がたまりやすくなります。
- 炎症や膿の発生: 細菌感染により歯ぐきが腫れ、膿が出ることがあり、これが臭いの原因となる場合があります。
歯周ポケットと口臭の関係
歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの間にできる溝のうち、炎症や歯周病の進行によって深くなった部分を指します。
健康な状態では1〜3mm程度ですが、4mm以上になると中等度以上の歯周病の可能性があります。深いポケット内部は酸素が少なく、嫌気性菌が繁殖しやすくなります。この菌が口臭の原因のひとつです。
臭いが強くなりやすい状況は?
- 起床直後(唾液分泌量が減少している時間帯)
- 疲労やストレスで免疫力が低下しているとき
- 甘い物や炭水化物を摂取した後(細菌の代謝が活発になりやすい)
日常でできる口臭予防とは?
- 歯間ブラシ・フロスの活用: 歯ブラシだけでは除去できない歯と歯の間の汚れを取り除きます。
- 殺菌成分入りの洗口液の使用: 細菌の繁殖を抑え、炎症予防にもつながります。
- 舌の清掃: 舌表面に付着する舌苔を取り除くことで、口臭物質の発生を抑えます。
- 就寝前の丁寧なブラッシング: 細菌が増えやすい夜間に備え、寝る前の清掃を徹底します。
北野歯科医院での対応
当院では、親知らずや歯周病による口臭の改善を目的として、以下の診療を行っています。
- CT検査による親知らずの位置・形態・神経との距離の確認で、抜歯の必要性や安全性を事前に評価します。
- スケーリング(歯石除去)や歯周ポケット内のクリーニングで、炎症の原因となる歯石やプラークを除去します。
- 定期的なメンテナンスで、3〜6か月ごとの検診とクリーニングで再発防止を図ります。
まとめ
親知らずや歯周ポケットは、見えにくい場所で細菌が繁殖しやすく、口臭の原因となることがあります。
症状が軽いうちに受診し、適切な診断とケアを受けることで、口腔内の健康維持と口臭予防につながります。